ファーストサマーウイカ、『光る君へ』の反響に喜び 役者業は「一生の戦い」 音楽やバラエティでの経験もプラスに
役者業への熱い思い ゴールがないから「ずっと続けていきたい」
歌手、タレント、女優と幅広く活躍しているファーストサマーウイカ。今年はNHK大河ドラマ『光る君へ』でききょう/清少納言役を務め、女優としての存在感が高まっている。10月19日に開催された「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」でファッションイベントに初出演したウイカにインタビューし、『光る君へ』の反響や女優業への思いなど話を聞いた。 【写真】オーラを放ちながらランウェイを歩くファーストサマーウイカ
『光る君へ』出演に合わせ、顔周りの髪を短く切った“姫カット”スタイルを続けているウイカ。「大河ではカツラなので自分の姫カットは使っていませんが、黒髪にしないといけなくて。黒髪だとアレンジの幅が狭くなるので、バラエティ用に姫カットにしました」と説明した。 2024年もあと約2カ月。今年がどんな年になっているか尋ねると、「『光る君へ』の影響がすごく大きいです」と大河ドラマ初出演の反響を明かす。 「今までの層とは違う視聴者の方に声をかけていただくことが増えました。おじいちゃんおばあちゃんの層もそうだし、意外と若い方も『光る君へ』をご覧になっているみたいで、私よりも一回り下ぐらいの世代の方にもけっこう街で声をかけていただくので、バラエティ番組では届かなかった層にも届いているというのがすごく実感でき、この勢いをそのままに次のステップを踏み出したいと思えるようなパワーをもらいました」 近視のため以前はコンタクトレンズを使っていたウイカだが、『光る君へ』のために眼内にレンズを挿入するICL手術を受けたという。 本作にかける強い思いを感じるが、「そこまで大層なことではなく、時代劇だからコンタクトは嫌だなと。コンタクトという現代のものが入ってくるのは気になると思ったぐらいです」と笑った。
もともと役者を目指して芸能界に飛び込み、2013年5月にアイドルグループ・BiSに新メンバーとして加入する以前から、数多くの舞台に出演。その後、アイドルやタレントとして注目を集め、近年は女優として存在感を高めている現状に喜びややりがいを感じているそうで、「役者を目指して10年ぐらい前に大阪から出てきたので。今はいろんなメディアがあり、いろんな形で活躍できると思いますが、やはり根底にはお芝居をやりたいという思いがあります」と語る。 そして、「役者という仕事は一番、自分の中で最も手応えのないものというか、飽き足らない、満足できないもの」だと役者業への思いを明かす。 「バラエティだと笑いが起きたり反応が目の前で起きるし、上手くいかなくても面白かった楽しかったからまあいいか、と思えることもありますが、芝居は果てがない。行っても行ってもゴールがない感じがして、これは一生の戦いだなとも思うし、ずっと続けていきたいなと。どの仕事も正解はないですけど、俳優が一番、『もっとこうすればよかった』『次はどうできるか』といろいろ思うことがあって、悔しさが一番募るし、一番挑戦していきたいものが俳優業なので、これからもいろんな作品に挑戦していきたいと思います」