父の年金は月に「20万円」だそうです。受給額はほかの人よりも恵まれている方なのでしょうか?
年金額を増やす方法は?
平均より多く受け取れるとしても、受給額をさらに多くしたいと考える方もいるでしょう。年金額を増やす手段のひとつに「繰下げ受給」があります。 繰下げ受給は、66歳から75歳までの間で繰り下げた月数に応じて0.7%ずつ受け取れる年金額が増える制度です。例えば、70歳まで繰り下げると42%増額した年金を受給できます。 もし、月に20万円の年金を受け取る予定の方が、70歳まで繰り下げたとすると、受給額は月28万4000円です。
全体平均から見ると年金額が月20万円は多いといえる
厚生労働省のデータでは、年金の平均受給額は月に14万3973円、男性だけだと月16万7388円です。平均結果から見ると、父親の月20万円は多い方になります。しかし、全体の受給割合で見ると、20万円近く受け取っている方は男性なら少なからずいました。 もし年収でも比較するなら、年金を月に20万円受け取れるだけの年収は、全体の平均給与と比べても100万円以上多い結果です。給与面で考えると、父親は恵まれている方だといえるでしょう。 出典 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 日本年金機構 年金用語集 は行 報酬比例部分 厚生労働省年金局 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 II.厚生年金保険(2)給付状況 表9 厚生年金保険(第1号)受給権者平均年金月額の推移(10ページ)、表12 厚生年金保険(第1号)老齢年金受給権者状況の推移(男子)(12ページ) 国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2平均給与 (第8表)平均給与(15ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部