出場機会を増やすセレッソ平野佑一が天皇杯甲府戦へ意欲! コンディションの良さもアピール「求める強度に身体がフィットしてきた」
途中出場ながら、直近のリーグ戦は5試合連続でピッチに
7月10日に行なわれる天皇杯3回戦で、J1のセレッソ大阪はJ2のヴァンフォーレ甲府と敵地で対戦する。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 甲府は現在J2では15位に沈んでいるが、2022年の天皇杯を制し、アジア・チャンピオンズリーグ2023-24ではラウンド16まで勝ち進むなど、決して侮れない相手である。 9日のトレーニング後のオンライン会見で、C大阪の小菊昭雄監督も「相手はひとり、またはふたりでゴールを奪える選手たちがいる」と警戒。続けて「私たちはボランチを基準に、自分たちでいかに攻撃のところでボールを動かしてゲームをコントロールできるか、全員でリスクマネジメントできるかが大事なポイントになる」と語った。 そして、“ボランチ”のキーマンとして期待されるのが、今季に浦和レッズから完全移籍でC大阪に加わった平野佑一だ。 開幕から怪我の影響で出遅れていた平野だが、5月22日のルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対FC琉球OKINAWA)で今季の公式戦に初出場。リーグ戦は6月15日の第18節・浦和戦から、すべて途中出場ながら5試合連続で起用されており、出場機会を増やしている。 指揮官のあとにオンライン会見に応じた背番号4は、自身のコンディションについて「徐々に試合に絡めて、ルヴァン、天皇杯で90分間出られる機会もあって、セレッソの求める強度にようやく自分の身体がフィットしてきました」と手応えを示す。 また、カテゴリーが異なるチームとの対戦においては、「自分たちがしっかりやることをやれば。とはいえ、うまくいかない試合もあるし、そういう時は自分たちから崩れてしまうパターンが多い」とし、「ピッチで戦いながら修正点を把握するのは得意なので、うまく試合に入れない場合には的確に要因を全員に伝えること、自ら行動に移して変えていくことを意識してやっていきたい」と意気込んだ。 28歳のボランチの活躍が、チームの勝利の鍵になりそうだ。 構成●サッカーダイジェスト編集部