「見切り品の刺身は買わない方がいい?」食のプロが伝授!スーパーで役立つ“新鮮な刺身”の選び方
鮮度が落ちてしまった刺身を美味しく食べる方法は?
スーパーと刺身売り場をしっかりと見極めて選んだつもりでも、買って食べてみたら鮮度がイマイチだった……。そんな時はどうすれば良いのでしょうか。 「お刺身として食べたいのなら熱湯にさっとくぐらせてから氷水でキュッと冷やして、キッチンペーパーなどで水気を取ってから食べると結構おいしいです。お刺身は外側から酸化していきますから、熱湯にくぐらせるだけでもかなり印象が変わります。 生のままお刺身として食べるのが全てではありません。ぶりしゃぶのように、しゃぶしゃぶで食べるのも良いですよ。さらにヅケやポキにするのもおすすめです。醤油やごま油には臭みを消すマスキング効果があるので美味しく食べることができると思います。 変わり種では、お刺身を炊き込みご飯にする方法もあります。いくつかの種類がミックスされたお刺身でも良いのですが、特に白身のお刺身は出汁が出て風味豊かになります。米とお刺身に醤油とみりん、生姜を入れて炊飯器で炊くだけて良いので手軽にできますよ」(スギアカツキさん) 鮮度が落ちていなくても試してみたい方法です!お刺身を購入する際は、まずスーパーの選定、そしてできれば白身を選ぶことで失敗を減らすことができるんですね。まずは近所のスーパーで魚売り場のチェックをしてみたいと思います!
■スギ アカツキさん 食文化研究家、スーパーマーケット研究家。 東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどの各種メディアで活躍中。国内外の食情報にも詳しく、食テーマについてのやさしく、わかりやすい説明に定評がある。 取材・文/松本果歩
MonoMaxWeb編集部