関東第一 夏春連続甲子園大会出場は絶望的に 帝京に惜敗、秋季東京大会
◇秋季高校野球 東京大会3回戦 関東第一3―2帝京（2024年10月20日 都営駒沢） 今夏の甲子園で準優勝に輝いた関東第一が帝京に2―3で惜敗。来春の選抜出場が絶望的となった。 2点を追う最終回に連打で1点差とするも及ばず。ナインはうなだれながら、整列に加わった。試合後には涙を流す選手もいた。 選手を労いながら米沢貴光監督は「あと1本が出なかった。走塁ミスもあったし、これからチーム力を上げたい」と話した。 この日は甲子園で左翼を守った坂本慎太郎（2年）が先発したが、5回2/3イニングで3失点。米沢監督は「いいか悪いか積み上げがないのでまだ分かりません。石田（温瀬）とか誰かが出てこないといけないのかな」と投手陣全体の底上げに期待した。 チームは長い冬で鍛え上げ、来年に臨む。「先輩が勝てたのを見て、オレたちも勝てるなんて彼らも思っていないだるけど…。ウチはもう一度鍛え直して挑戦者として春、夏に向かいたい」と米沢監督は語気を強めた。
