【佐賀競馬・第21回ロータスクラウン賞】バレンタインガール直線イン強襲
佐賀競馬の第21回ロータスクラウン賞(1860m)は29日、3歳馬12頭が出走して争われ、単勝4番人気だった高知のバレンタインガール(山口勲騎乗)が待機策から直線でインを突き、2分3秒2で差し切り勝ちした。2着は半馬身差で佐賀のラインフォルテ、3着にはさらにクビ差で同じく佐賀のトゥールリーが入った。1番人気だった高知のグラインドアウトは6着と伸びを欠いた。 「最初は馬の行く気がなかったが、1~2コーナーでペースが落ちて上がっていった」と山口。トゥールリーがハナを奪って逃げ、2番手にグラインドアウト、3番手にはラインフォルテが続く隊列。後方から徐々に進出したバレンタインガールだったが、「直線に入るまではあまり手応えがなかった」(山口)という。 ただ、最終4コーナーを過ぎたあたりで馬の闘争心に火が付いた。「馬がハミを取ってくれて何とかなると思った」。直線半ばで横一戦となった馬群から一気に突き抜け、重賞初勝利を飾った。