ダイムラートラック、欧州・アジアで逆風…実質利益は18%減、EV販売は7割増 2024年第2四半期
ダイムラー・トラックの新ブランド「ライゾン」のEVトラック
ダイムラートラックは8月1日、2024年第2四半期の決算を発表。グループの売上高は133億ユーロで、前年同期の139億ユーロを下回った。調整後のグループEBITは11億7000万ユーロで、前年同期の14億3000万ユーロを18%下回った。主にヨーロッパとアジアの主要地域で逆風に直面した格好だ。 トラック市場の縮小に伴い、グループの第2四半期の世界販売台数は11万2195台と前年同期比は15%のマイナス。一方、EVの販売は69%増加し、648台となった。 ダイムラートラックは、中国の合弁会社BFDA(北京福田ダイムラー自動車有限公司)の持分法適用帳簿価額を完全に減損したことを公表している。これは、中国の現在の市場および経済状況の悪影響によるものであり、第2四半期のトラックアジアおよび産業事業部門の調整後EBITに1億2000万ユーロの一時的な影響を与えた。この一時的な影響を除くと、第2四半期の産業事業部門の調整後ROSは10.2%に達する。
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レスポンス 森脇稔