中国政府「外国人死傷者はいない」「世界で最も安全な国」 35人死亡の暴走受け
中国・広東省で暴走した車が大勢の人をはね35人が死亡した事件をうけ中国政府は「外国人の死傷者はいない」と述べたうえで「中国は世界で最も安全な国だ」と強調しました。 11日夜に広東省・珠海市で車が暴走し、35人が死亡した事件について、中国外務省は13日の会見で外国メディアから相次いだ質問に対し「極めて悪質性が高い」と述べたうえで「負傷者の治療、事件の捜査、社会面での予防コントロールなどに全力を尽くしている」と主張しました。 一方で、「外国人の死傷者はいない」と説明したうえで、「中国は世界で最も安全で刑事犯罪率が最も低い国のひとつだ」とし、「外国人の安全を保障する」と強調しました。 今回の事件をめぐっては習近平国家主席が各地方政府などに対し、”極端な事件”の発生を防止するよう異例の指示を出すなど、神経をとがらせています。