「報酬35万」のX投稿に応募、自身の顔画像や家族の情報送るよう指示される…千葉・鎌ヶ谷の住宅侵入容疑者が供述
千葉県鎌ヶ谷市の住宅に男らが押し入った事件で、住居侵入の疑いで逮捕された保育士の男(25)(東京都新宿区北新宿)が県警の調べに対し、顔写真付きの身分証と自身の顔が一緒に写る画像を送るよう指示役から求められたと話していることが、県警への取材でわかった。家族の個人情報も送るよう指示され、いずれも従ったという。 【図】一目でわかる…事件の発生場所(8月27日~11月3日)
県警によると、男はX(旧ツイッター)で、「報酬35万」と書かれた投稿を見つけてダイレクトメッセージを送信。その後、指示役から秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」でのやりとりに移行するよう求められた。
シグナルでは「会社の金を持ち逃げした人物」がいると告げられ、「金を取り立てる仕事」を依頼された。さらに、指示役の要求に沿って自身の顔の画像などを送信した。
発表によると、男は10月14日未明頃、同容疑で逮捕された別の容疑者(31)(東京都葛飾区西水元)と共謀し、鎌ヶ谷市の80歳代女性宅に窓ガラスを割って侵入した疑い。物音で住人に気づかれ、何も取らずに逃走した。
捜査関係者によると、31歳容疑者は「Xで『運転手』『高額』の投稿を見つけて応募した」と話しているという。