なでしこJ池田監督「武器を持っている選手」「金メダル目指したい」…パリオリンピック18人発表
日本サッカー協会は14日、パリ五輪に出場する日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー18人を発表した。2012年ロンドン大会、21年東京大会に続き3度目となる熊谷や、2大会連続の長谷川、清水らが順当に選ばれ、10人が初の五輪メンバー入りを果たした。 【写真】(左から)藤野あおば、宮沢ひなた、長谷川唯の表情
昨年のワールドカップ(W杯)メンバー中心の構成で、故障明けだったW杯得点王の宮沢も選ばれ、W杯でトレーニングパートナーだった18歳の古賀、19歳の谷川も名を連ねた。池田監督はこの日の記者会見で、選出理由に連戦を戦い抜くタフさや献身性を挙げ、「年齢に関係なく、しっかりと武器を持っている選手と判断した」と説明した。
日本はロンドン大会で銀メダルを獲得したが、東京大会は8強止まり。池田監督は「目の前の一試合一試合をしっかりと戦い、その先にある金メダルを目指したい」と語った。主将には引き続き、熊谷を指名した。
1次リーグは出場12チームが3組に分かれ、C組の日本(世界ランキング7位)は7月25日にスペイン(同1位)、28日にブラジル(同9位)、31日にナイジェリア(同36位)と対戦する。
今季のWEリーグ得点王で最優秀選手賞に輝いた清家が、五輪は初の代表入り。初めて出場した昨年のW杯は8強止まりで、「敗退した時から、悔しさを世界の舞台で晴らしたいと思っていた。戦う権利を得られたことが本当にうれしい」と喜んだ。電車での移動中にメンバー入りを知ったという清家は「一人だったので(喜びを)ぐっと押し殺した」とはにかみ、「自分が点を取れば、チームを勝たせる確率が上がる。出場した試合は得点を目指したい」と力を込めた。