居酒屋で「アバター接客」はアリなのか…その「意外な実力」が見えてきた
アバター目当てで来店する人も
ーーアバター目当てで来店するお客もいるのでしょうか? 「徐々にですが、アバター席を予約するお客様が増えてきました」(竹下さん) ーーラムネさんは、アバター目当ての人がいることをどう思いますか? 「嬉しいですね。アバターがいることを知らない人が多く、挨拶に伺うと驚く人もいます。でも、『アバター接客があるのを知り来ました』といってくださる人が少しずつ増えてきました」(ラムネさん) 「私も嬉しいです。アバターの可能性を感じさせてくれるし、アバターが市民権を得れば、インバウンドも含め、来店のフックになると思います」(北垣さん) ーーどういった方がオペレーターとして働かれているのですか? 「ほとんどの方が副業で働いてくださっており、お子様が小さい方などもおられます。ミライザカさんの他、現在2店舗でアバター接客を導入いただいております」(北垣さん) 「私は専業です。人と関わる接客業が好きで応募しました。接客業は対面で行ないますが、在宅でできることに魅力を感じたし、通勤のストレスがないことにもひかれました」(ラムネさん)
アバターが売上に貢献
ーーアバターは店の売上に貢献しているのでしょうか。 「新商品をアバターがお客様に勧めてくれることで、売上に貢献してくれていると思います」(竹下さん) 「今週はサントリージン『翠』をお勧めしています。前回はワタミオリジナルの『はちみつアイス』をお客様にお勧めしました」(ラムネさん) 「甘いものが好きだけど、頼むのが恥ずかしい男性客もいます。アバターが後押ししてくれると頼みやすいのかもしれません」(竹下さん) ワタミではミライザカ全店舗で販売数のランキングを出している。取材日前日のサントリージン『翠』の売上は、全国で2位だったそうだ。 「スタッフとアバターが連携してお客様にお勧めを積極的に行なうようになったことで、販売数の向上にも好影響が出ています」(竹下さん) 「アバターに勧められることでハードルが下がり、注文しやすくなる傾向があります」(北垣さん)