函館競馬場で馬場浄めの儀 6月8日の開幕を前に競走馬と騎手の安全を祈願
6月8日に開幕する第1回函館開催を控えた30日、函館競馬場では恒例行事である馬場浄めの儀が執り行われた。 函館馬主協会をはじめとした関係者が出席し、競馬場近くにある湯倉神社の伊部宗博宮司がコースのお祓(はら)いをして競走馬と騎手の安全を祈願した。 芝コースのゴール前には祭壇が設けられ、同宮司が祝詞(のりと)を読み上げたのに続き、紙を細かく切った切麻(きりぬさ)をまいてコースを浄める浄祓(きよめはらい)之儀が粛々と行われると、青々と茂った芝生の上を津軽海峡のそよ風に乗って白い紙吹雪が舞った。 その後はレース中の事故などで死んだ馬を供養する馬頭観世音の石碑前で法要を行った。 今年の函館競馬は7月14日まで計12日間の開催。函館競馬場の安田圭治場長は「安全に、お客さまが快適に過ごせる競馬開催にできればと思います」と話した。
東スポ競馬編集部