開会式 明豊と大分、堂々行進 /大分
<センバツ甲子園> 23日に開幕した第91回選抜高校野球大会で、県勢の明豊=写真<左>=と大分=同<右>=は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で大観衆の中、堂々と行進した。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 槙原敬之さんが作詞作曲した「世界に一つだけの花」に「どんなときも。」のメロディーを組み入れて編曲した入場行進曲に合わせて、出場32校が入場。両校の選手らは笑顔ではつらつと大舞台の土を踏みしめた。 開会式を終え、明豊の表悠斗主将(3年)は「思っていたより緊張しなかった。チームは良い状態。この大観衆を力に変えて100%を出せるようにしたい。自分は守備で観衆を沸かせたい」と意気込んだ。大分の足立駿主将(同)は「広い球場が観客で埋まり、いよいよ甲子園という気持ち。最高の練習をして初戦に臨みたい」と勝利を誓った。 明豊は大会第2日第2試合に横浜(神奈川)と、大分は第5日第2試合に松山聖陵(愛媛)と対戦。いずれも午前11時半に試合開始予定だ。【田畠広景】 ◇「夢舞台で納得の読み」 大分舞鶴・橋本さん、名アナウンス 開会式では、大分舞鶴をこの春卒業の橋本由紀さん(18)が、入場行進の校名などを読み上げる司会を担当した。本塁の後ろに設置された台に立ち、出場32校の出場歴や、プラカードを持っている選手らの名前などをはっきりとした声でアナウンスした。 深みを出すため、各出場校の特徴を勉強。練習を重ね、この日に臨んだ。終了後、「スタンドの後ろまで人で埋まっていて緊張したが、高校生としての最後の舞台で自分が納得できる読みができた」と笑みを浮かべた。 来月からの大学生活に不安を感じていたが、行進する選手たちの表情を間近で見て「不安がなくなるくらいの勇気をもらえた」と感謝。「選手たち一人一人が悔いのないように頑張ってほしいです」とエールを送った。【田畠広景】