広島が横浜FMを6得点粉砕で首位に返り咲き。神戸は劇的弾で新潟を破り首位との勝ち点差は「1」に | 9月22日結果まとめ | Jリーグ
【国内サッカー ニュース】22日、明治安田J1リーグ第31節、J2リーグ第32節、J3リーグ第29節の計15試合が行われた。
J1リーグは6試合が行われた。注目されたのは、2位のサンフレッチェ広島がホームに横浜F・マリノスを迎え撃った一戦だ。 AFCチャンピオンズリーグ明けとなった両者の試合は序盤から動く。3分、スローインの流れから攻め込んだ広島は加藤陸次樹が思い切り蹴り込み、先制点の奪取に成功する。その後、19分に井上健太のゴールで追いつかれたが、22分、40分とトルガイ・アルスランにゴールが生まれ一気に突き放しに成功した。 横浜FMは前半のアディショナルタイムにアンデルソン・ロペスの見事なゴールで1点を取り返して後半へと折り返したが、48分に新井直人に強烈なシュートを決められて再びリードを広げられると、83分に右サイドを抜け出した満田誠のクロスに東俊希が飛び込まれ追加点を献上。アディショナルタイムにもCKからピエロス・ソティリウにゴールを奪われてしまった。最終的に6得点を奪った広島が勝利し、前日に引き分けに終わっていたFC町田ゼルビアを抜いて首位に返り咲いた。 優勝争いに肉薄してきたのはヴィッセル神戸だ。敵地でアルビレックス新潟と対戦した神戸は、15分に酒井高徳のゴールで先制するも31分、36分の失点で一気に逆転を許してしまう。 それでも後半、前線からの圧力を強める神戸は73分、新潟のロングパスをカットしたところからカウンターを発動させると、最後はスルーパスに抜け出した武藤嘉紀が決め切って試合を振り出しに戻してみせた。これで勢いに乗ったチームは後半アディショナルタイム、波状攻撃を仕掛けていくと、CKから途中出場の菊池流帆がヘディングで押し込み、土壇場で逆転に成功。そのまま逃げ切り、4連勝で首位と勝ち点差「1」の3位となっている。 そのほか、東京ヴェルディが山田楓喜の直接FK弾などでサガン鳥栖を相手に2-0で勝利。4連勝で6位に浮上した。一方、名古屋グランパスはホームで川崎フロンターレを相手に2-0で快勝し、連勝で順位を8位としている。 J2は5試合が開催。2位につけていた清水エスパルスは、敵地で藤枝MYFCとの静岡勢対決に臨んだ。試合は打ち合いの様相となった中、52分から60分の間に西澤健太、住吉ジェラニレショーン、乾貴士の3つのゴールで逆転した清水が、藤枝の反撃を抑えて3-2で勝利。前日に引き分けていた横浜FCを抜き、首位に浮上している。 また、プレーオフ出場圏内の争いではいわきFCが徳島ヴォルティスに勝利して7位に。ファジアーノ岡山は水戸ホーリーホックに引き分け、4位としている。 4試合が開催されたJ3では、カターレ富山がツエーゲン金沢を下して2位のFC今治との勝ち点差を「1」に縮めることに成功。松本山雅FCはカマタマーレ讃岐に快勝し、暫定ながら7位に浮上している。 ■9月22日開催 結果 ・J1第31節: 名古屋 2-0 川崎F 東京V 2-0 鳥栖 新潟 2-3 神戸 広島 6-2 横浜FM 湘南 1-2 C大阪 京都 2-2 G大阪 ・J2第32節: 水戸 0-0 岡山 長崎 2-0 群馬 藤枝 2-3 清水 徳島 0-1 いわき 栃木 2-1 鹿児島 ・J3第29節: YS横浜 0-0 岩手 金沢 0-1 富山 讃岐 1-4 松本 奈良 2-2 宮崎