原油先物下落、弱い中国統計で需要懸念-OPECプラス会合見据え
(ブルームバーグ): 原油先物相場はアジア時間13日の取引で下落。中国の弱いデータを受け需要懸念が強まったほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が供給方針について開く会合を市場は見据えている。
北海ブレント原油は一時1バレル=83ドルを割り込み、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は78ドル付近で取引された。
週末に発表された中国の与信と消費者物価指数(CPI)統計が低調な結果となり、政府が需要拡大に苦戦していることが示された。
一方、供給面では、週末にイラクのアブドルガニ石油相が、同国は十分に減産しており、それ以外の減産には同意しない姿勢を示したが、その後、減産延長はOPECが決定することであり、イラクはどのような決定にも従う意向だと述べた。OPECプラスの閣僚会合は6月1日の予定。
イラク、減産延長はOPECが決定する-前日の発言から軌道修正 (1)
シンガポール時間午前11時半(日本時間午後0時半)時点でブレント7月限は0.3%安の82.56ドル。一時は0.6%下落した。WTI6月限は0.2%安の78.09ドル。
原題:Oil Drops as Traders Assess Weak Chinese Data and OPEC+ Policy(抜粋)
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Yongchang Chin