なにわ男子・大西流星「青春したな!って感じ」 同世代キャスト集結の恋愛映画で映画初主演
■大西「こんなにもギュっと青春を詰め込んだ映画は観たことがない」
――酒井麻衣監督は、なにわ男子のミュージックビデオも撮っていらっしゃいますが、今回ご一緒されるにあたってお話されたことは? 大西:酒井監督は「初心LOVE(うぶらぶ)」と「ダイヤモンドスマイル」のMVでもお世話になっているので、今回映画でご一緒するということを聞いてうれしかったです。毎回「ここ、どうですか?」と聞いてくださったので、そうしたやりとりが本当に支えてくださっているという感じがして、助けられました。酒井監督が撮る作品って画もキレイですし、ちょっとした心境の変化を映し出すところもすごくステキだなと思っているんです。わずかな表情の違いとか、細かいところまでこだわられているので、撮影中にアドバイスをいただくこともありました。それと、(猪狩演じる)太一のシーンはガリさんがリハーサルでいろいろなことを仕掛けてくるんですけど、監督もそれを面白がりながら、すごく楽しそうに撮影されていたのが印象的ですね。劇中でもそのシーンはすごく面白く使われてるので、注目してほしいです。 ――太一が組むバンドの楽曲の歌詞も監督が書かれているんですよね? 大西:そうですね。聴いているだけで感動しちゃうぐらい、映画に合っている歌詞なんです。6人それぞれの気持ちに共感できるような歌詞だなって思いましたし、それを太一が歌ってるのがまたエモいです! ――劇中の“走る”シーンも印象的でした。 大西:走るシーンはたくさんテイクを撮りました。スローモーションで撮ったり、無邪気に走るだけじゃなくビジュアルも崩しすぎないように気をつけたり、監督もこだわって撮ってくださっていたんです。完成を観ても走るシーンはすごくキレイで、「走るだけでこんなに青春感が2割増しぐらいになるの?」って思いました(笑)。 ――海のシーンは撮影も大変だったのでは? 大西:そうですね。海は寒すぎて、めっちゃ大変でした(苦笑)。だから、みんなで円陣を組んでから海に入ったんです。面白いことに演じている時はそんなに寒くないんですよ。でも、寒くないはずなのに、「冷たっ!」とか言いそうになるんですけどね(笑)。海辺のシーンでも、もしかしたらふいに言っていたかもしれないです(笑)。海だからこそ出せた感情や素な感じがあるんじゃないかな。海のシーンは2回あるんですけど、初めと後のシーンでは見方が変わるというか…感慨深くてジーンときましたね。 ――完成はどなたとご覧になったんですか? 大西:6人全員は集まれなかったんですが、ガリさんと志田(彩良)さんと齊藤(なぎさ)さんがいました。僕、ガリさんの隣で見たんです。ガリさんが気を遣ってくれて1席空けてくれていたんですけど、「いや、一緒に見ようよ(笑)」って誘って隣で観ました。キュンキュンするシーンの前は、僕に「ウェ~イ!」みたいな感じで言ってくるので、“男子校の友達と映画館に来た”みたいなテンションで、面白かったです(笑)。 ――1番キュンキュンしたシーンは? 大西:え~(迷)…個人的には、自分のシーンではないですけど、直彦と泉がお互いに気持ちを素直に伝え合って笑い合ってるシーンがキュンキュンしました。予告にも使われているんですけど、「あんな爽やかな映像撮れる!?」っていうぐらい、あのシーンを観ると本当に心が浄化されて眼福です(笑)。 ――羨ましいですか? こういう青春。 大西:羨ましかったです(笑)。こんなにもギュっと青春を詰め込んだ映画は観たことないぐらい、すごくピュアでした。