中国乗用車販売、10月は11.2%増 年間目標達成に向け販売加速
[北京 8日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が8日発表した10月の乗用車販売台数は前年比11.2%増の228万台と、1月以来の大幅な伸びを記録した。 2カ月連続の増加。メーカー各社が年間販売目標の達成を急いだ。国内最大手の比亜迪(BYD)の販売が好調だった。 1─10月の販売は3%増の1799万台。1月は57.1%増だった。 政府は消費者が旧型車をエコカーに買い替える際、最大2800ドルの補助金を出しており、景気が低迷する中でもエコカーが買われている。CPCAの幹部は補助金が来年に入っても続くとの見通しを示した。 同幹部は今年の販売を前年比5%増と予想した。10月の高級車販売は前年比7%減の21万台。エントリーモデルの電気自動車(EV)の販売は好調だった。 EVとプラグインハイブリッド車の販売は前年比56.7%増。全体の52.5%を占め、4カ月連続でガソリン車の販売を上回った。 BYDは10月の販売が初めて50万台を突破し、月間記録を更新。 EV新興のシャオミ(小米科技)も販売台数が初めて2万台を超えた。11月には通年目標の10万台を達成する見通しだ。