「ゴキブリ入りケーキ」を送られただけじゃない…“日本一の嫌われ者”になった女子レスラー・ダンプ松本(63)に訪れたトラブルの数々
街で食事をしていれば、割れたビール瓶で襲いかかられそうになったりと危険な目にも遭った。これを受けて会社が外食せずに済むように『極悪弁当』を極悪同盟に支給するようになるなど、人気上昇に合わせて、ギャラだけでなく、ヒールに対する待遇はどんどん改善されていった。ここにはダンプならではの交渉術も関係している。
「理不尽でしょ、これって」
「最初はいろいろ会社からも文句を言われたよ。椅子を壊した、壁を壊したで修理費が大変だと。『わかったよ、じゃあ、明日からもう反則はしない』って言ったら会社が慌てちゃって、『すまなかった! お前が暴れなくなったらお客さんが来なくなって困る。もう修理費とか気にしなくていいから、好きなだけ暴れてくれ!』って(笑)。それからはいろいろお金を出してくれるようになった。竹刀とか凶器も会社持ちになったからね。 でも、自分が変えたかったのはそんなことじゃなかった。あの頃ヒールとベビーは移動も別、ホテルも別で顔を合わせないようになっていたんだけど、田舎に行くと旅館しかないから、そういう時は全員が一緒に泊まるのね、ヒールは2階でベビーは3階みたいに分けて。 だけど食事とお風呂だけは分けられない。そうなると、すべてベビーが優先になるんだよ。食事もお風呂もベビーが終わってからヒール。それが悔しくてさ。なんでいつもウチらが待たされるわけ? いつか極悪が最優先になるように頑張ろうって、若い子たちには言ってた。理不尽でしょ、これって」
ダンプ松本/Webオリジナル(外部転載)
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