「ベンチプレスをマラソンのような競技に」人々を魅了する限界突破の力比べ、荒川大介理事長に聞く未来の展望【第36回全日本ベンチプレス選手権大会】
2/17~2/18、東京・ベルサール飯田橋ファーストにて『第36回全日本ベンチプレス選手権大会』が開催された。今大会は専用のベンチプレスシャツを着用して行なうフルギアベンチプレスの全日本であり、東京での全国大会開催は約8年ぶりとなった。 【フォト&リザルト】第36回全日本ベンチプレス選手権Day2ダイジェスト 選手たちの力強い試技、大勢の観客により、有料の入場チケット販売を一時ストップするほど会場は大盛況。熱戦となった限界越えのベンチプレス決戦の総評、そして競技の未来について今大会の大会実行委員長であり、東京都パワーリフティング協会の理事長を務める荒川大介さんに話を聞いた。
――大会を終えての総評をお願いします。 「今回は昨年より80人以上多いエントリーがあり、総勢289名と過去最大規模の大会となりました。協賛企業様のブースも13社ご出店いただき、最新ギアやグッズを購入したり、マッサージを受けるブースがあったりと、観客の方も楽しんでいただけたのではないかと思います。また、(株)ONI様のご協力により、試合場とアップ場4面すべての機材を同じもので揃えることができたことで、選手のみなさまからは『これまでの大会で一番アップがやりやすかった』という嬉しい声もいただけました。全国からお越しいただく選手にとって、試合をしやすい環境を作るのが大会を運営するうえでの重要条項です。その上でご来場いただいたみなさまに最大限大会を楽しんでいただくこと、この両軸を今後も大切にして、大会を運営していこうと考えています」 ――伺ったような試みもあり、観客も非常に多く入っていた印象でした。 「ありがたいことに、非常に多くの方々にご来場いただきました。東京開催ということでアクセスの良さも多くの方々にご来場いただける要因になったのかなと思います。通常は公共の体育館で試合を開催していますが、今回は民間のイベントホールを借りたことで、照明や音響面も充実させることができたのはよかったです」