佐野勇斗、イケメンだけでは不十分? 男女から支持されるカッコいい男子役
人気急上昇中の若手俳優・佐野勇斗(はやと)が、NHK連続テレビ小説「わろてんか」で国民的ヒロインとなった葵わかなと映画「青夏 きみに恋した30日」(古澤健監督、8月1日公開)にW主演する。今年、二十歳を迎えたばかりの佐野はあどけない笑顔を見せたと思うと、時折クールで大人びた表情ものぞかせる。これからどんな彩りを見せてくれるのか? 今後の活躍が気になる俳優の一人だ。
デビューのきっかけは「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」
芸能界デビューは、2012年開催の「第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」がきっかけだ。自分で応募したわけではなく、母親と、叔母たちが応募したという。同コンテストでは受賞は逃すものの、現在の所属事務所の目にとまり、スカウトされた。 「僕も心のどこかに少しは芸能への興味があったのですが、むしろ母のほうが昔から芸能界に興味があったんです。その夢を、自分の息子に託したかったんでしょうね。僕もそんな母を見ていて『いつかこの人、やらかすだろうな』という予感はしていました」と、当時を振り返りながら笑う。母親が、芸能界入りの良いきっかけを作ってくれたかっこうだ。いまでは佐野の出演作を観るのが一番の楽しみなっているのだとか。
また、若手男性アーティスト集団「EBiDAN」の「EBiDAN39」メンバーであり、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーでもある。俳優業はもちろん、歌って踊る活動にも力を入れている。 2015年3月にシングル「コーヒーが飲めません」でCDデビューすると、同年公開の映画「くちびるに歌を」で俳優デビューも飾る。翌年16年には大学に進学し、地元・愛知から上京した。そして同年10月から放送された菅野美穂主演のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)で初めて連ドラに出演し、菅野演じる主人公・亜紀の息子で高校生の和樹役を好演して「あのかっこいい男の子は誰?」と、一躍注目を浴びる存在になった。