近所で物置火災「体がとっさに動いた」 山口明利さん、広谷昭一さん 初期消火に尽力で福島市消防長表彰
福島市消防本部は27日、建物火災の初期消火に尽力したとして、市内の山口明利さん(75)と広谷昭一さん(70)に市消防長消防功労者表彰を贈った。 市消防本部によると5月26日、市内町庭坂の物置で火災が発生した。近くに住む山口さんと広谷さんは農作業中に物置から白煙が上がっているのを発見。2人は「体がとっさに動いた」と、近隣住民からバケツとホースを借りて消火に当たった。 贈呈式が市消防本部で行われた。七島真司消防長が感謝状を手渡し、「迅速な初期消火のおかげで延焼を防げた」とたたえた。山口さんは「被害を少しでも抑えられて良かった」、広谷さんは「延焼を防ぐことができて安心した」と話した。 (県北版)