【宝塚記念トリビア】最多Vは“昭和の名伯楽” 複数回勝利した調教師は10人
京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。目前に迫る“上半期のグランプリ”で、これまでに生まれた記録や興味深い出来事とは。今回は調教師の勝ち星について深堀りする。 これまで64回の歴史において、複数勝利を挙げているのは10名いる。連覇したのは2名で、須貝尚介師は13年、14年にゴールドシップ、斉藤崇史師はクロノジェネシスで20年、21年に達成した。 最多勝利は「東の尾形(藤吉)、西の武田」と並び称され、数々の名馬を世に送り出した武田文吾師。中央競馬の調教師として1253勝を挙げている名伯楽は、宝塚記念でも62年コダマ、65年シンザン、67年タイヨウ、72年ショウフウミドリと4勝を挙げている。 現役調教師で最多は池江泰寿師。父の池江泰郎師は99年にメジロマックイーン、06年にディープインパクトで2勝したが、息子の泰寿師はなんと3勝もしている。09年にドリームジャーニーで初制覇すると、12年には同馬の全弟オルフェーヴルで2勝目をマーク。15年にはラブリーデイでも制した。今年は残念ながら出走馬がおらず、最多タイ記録に並ぶことは出来ないが、来年以降に快挙を期待したい。 【複数勝利したことがある調教師】 ■4勝 武田文吾師 ■3勝 池江泰寿師 ■2勝 池江泰郎師 大久保正陽師 斉藤崇史師 佐々木晶三師 須貝尚介師 田中康三師 土門一美師 山内研二師