イギリス人に「揖保乃糸そうめん」を振る舞ったら“意外な反応”。イギリス旅で感じた和食の進化とは
②SUSHI(寿司)がますます進化を遂げている
和食の定番SUSHI(寿司)にも変化が見られました。お店の個性をアピールするような創作寿司が多くそろい、日本で食べる寿司とは別次元で楽しむことができるように。 人気だったのは、アボカドやサーモンを使ったカルフォルニアロール的なものではなく、WAGYU(和牛)を使ったにぎり寿司です。しかも牛たたきにトリュフを合わせていて、口に入れると華やかな旨味と香りが広がります。 これは言葉を失うおいしさでした。この組み合わせは日本に帰っても参考になるアイディア。牛たたきを用意すれば、トリュフオイルやトリュフソルトで簡単に作ることができそうです。
③和食専門店のインテリアがおしゃれ
3つ目は、日本や和食のイメージが進化しているということ。海外から見た日本と言えば、サムライ、城、相撲、富士山などのイメージが強く、タイムスリップしたような気分になりがちです。 しかしながら最近の人気和食店を見てみると、大きな変化がありました。今回訪れたケンブリッジにある「KIBOU」の店内装飾は、日本らしさを感じながらも洋家具や照明、花などを駆使して新空間を演出。ハイセンスな雰囲気に驚きました。イギリスではすでに“ネオ和食”が広がりつつあります。
④手土産でふるまった素麺(そうめん)が大人気に
イギリスではすでに多くの日本食材が出回っていますが、まだ一般的に浸透していないのが、素麺(そうめん)。 今回の渡英にあたり、仕事相手や友人への手土産として揖保乃糸を用意してふるまったところ、子どもから大人まで大喜びされたのです。 「日本にはこんなにも繊細なヌードルがあったのか!」「夏の朝ごはんに毎日食べたい。」「インドカレーとも合うな!」などと大絶賛の様子。 アメリカやカナダでは少しずつ知られるようになりつつありますが、イギリス人には新鮮だったのか、私にとっても大きな発見で、「そうめんは世界に通用する」ということを実感する機会になりました。海外への手土産の候補としてもオススメです。