小池百合子都知事「嵐が吹き荒れてもなすべきことは変わらない」新年あいさつで都庁職員に訴える
東京都の小池百合子知事は6日、都庁で職員に対する新年のあいさつを行い、「先人たちが築いた礎の上でより高みへ成長を続ける都市へ、東京をリビルド、再構築していきます」と今年の抱負を語った。 昨年各地で多発した災害による被害や、闇バイト事件などの凶悪犯罪を踏まえ「1400万都民の安全、安心、暮らしを守るため『首都防衛』の4文字を、あらためて胸に刻みたい」とも語った。 また、今年が変革の年といわれる巳(み)年であることに触れ、「アメリカ同時多発テロが起きた2001年、天安門事件やベルリンの壁崩壊の1989年、さらに大化の改新の645年は、いずれも巳年といわれている。社会の大きな転換点を呼ぶ、まさに節目を刻む年ですが、国内外の嵐が吹き荒れても私たちがなすべきことは変わらない」と強調。「時代の変わり目に東京に何が必要なのか、都民ファーストの視点で課題を爆速で解決していくことに尽きます」とも訴えた。 今年、東京では、世界陸上とデフリンピックという2つのスポーツイベント開催が予定されており、「全庁をあげて、国内外の人々をお迎えする準備を万全に整えるようお願いします」とも呼びかけた。