「あー辛い」中学生が栽培した唐辛子でペッパーソースなど商品化 生徒「全国で販売したい」地域おこしを学ぶ学習の一環
長野県大町市の中学生が栽培した唐辛子でペッパーソースなどを商品化し、地域おこしにつなげようと取り組んでいて、今年も収穫の時期を迎えました。出来はどうだったのでしょうか。 「うぉー」 畑から抜いた株にびっしりとついた真っ赤な実。「八房唐辛子」です。 この日、大町市の大町中学校の特別支援教室「こぶし学級」の生徒と市社会福祉協議会の職員などが収穫を行いました。 生徒: 「めっちゃ大きくて、ちゃんとやれて良いと思う」 こぶし学級では地域おこしを学ぶ学習の一環で、3年ほど前から学校近くの畑を借りて、唐辛子を栽培しています。 その唐辛子が使われているのがペッパーソースの「マチスコ」と、一味唐辛子の「チリペン」。 2023年6月に保健所の製造許可を取り、生徒たちが加工して商品化したもので、市内の道の駅やスーパーなどで販売してきました。 今年も迎えた収穫期。2023年の3倍近い約2700株の唐辛子を収穫しました。 田中祐貴教諭: 「どれも台風に遭わなかったので収穫量はものすごい量になりました」 気になる辛さはー 田中祐貴教諭: 「あー、辛いです。(出来は)とってもいいです、いい『マチスコ』になると思います」 量も質も上々のようです。 収穫した唐辛子は2025年2月ころまで乾燥させ、「マチスコ」などに加工します。 生徒: 「今年の唐辛子はいいと思います。とても赤いし。できれば、全国で販売したいです」 「世界規模の商品になってほしい」 田中祐貴教諭: 「一生懸命頑張ったものがいい商品になって喜んでもらえる。そういうことにも気づいてもらいたいし、いろんなことを含めて子どもたちの成長につながればいいな」 中学生が取り組む辛さでの地域おこし。生徒たちは新たな商品の開発も目指しているそうです。
長野放送