川崎、来季コーチに元日本代表・大黒将志氏を招聘…今季JFLでヘッドコーチ、現役生活22年で12クラブ所属
川崎が来季のコーチとして元日本代表FW大黒将志氏(44)を招へいすることが8日、分かった。同氏は今季JFL3位のティアモ枚方でヘッドコーチを務めていたが、すでに退任が決まっている。福岡の監督を退任し、来季の新監督に就任が濃厚な長谷部茂利氏(53)を支える。 大黒氏は現役生活22年で計12クラブに所属し、公式戦540試合で222得点をマーク。日本代表でも05年W杯アジア最終予選の北朝鮮戦で後半ロスタイムに決勝ゴールを奪い「大黒様」フィーバーを巻き起こすなど、得点感覚に優れたストライカーだった。 川崎の前線には今季19得点を挙げてブレイクした山田新(24)や、高卒1年目の神田奏真(18)ら有望な若手も多く、ストライカーの育成にも期待がかかる。鬼木監督が退任し、新体制となる来季。クラブOBではない「大黒様」を加えた川崎が、4年ぶりのリーグ優勝を目指す。 ◆大黒 将志(おおぐろ・まさし)1980年5月4日、大阪・豊中市生まれ。44歳。G大阪ユースから99年にトップ昇格。札幌への期限付き移籍を経て、復帰したG大阪で2003年から3年連続の2ケタ得点。06年にフランス2部グルノーブルへ移籍。その後はセリエAトリノを経て東京V、中国1部の杭州緑城などを渡り歩き、20年に栃木で現役引退。J1通算204試合69得点。日本代表では06年ドイツW杯出場。国際Aマッチ通算22試合5得点。178センチ、71キロ。
報知新聞社