昨年使用していた「虫除けスプレー」はまだ使える?捨てるのはもったいないけど安全に使えるのかが気になる…
子どもが公園で遊ぶときやキャンプへ行くとき、屋外で花火を楽しむときなど、虫よけスプレーを使用する人は多いでしょう。しかし、使用頻度が少ない場合などは、1本を使い切らずに夏が終わってしまうこともあるかもしれません。 虫よけスプレーの存在を忘れたまま放置してしまい、まだ残っている虫よけスプレーが翌年の夏に出てきた場合、使用しても問題ないのか疑問に思う人もいるでしょう。特に、子どもに使用する場合は安全性もしっかり確認しておきたいはずです。 本記事では、昨年の虫よけスプレーを使用する安全性と効果について、虫よけスプレーの価格帯とともにご紹介します。
昨年の虫よけスプレーは問題なく使用できるのか?
虫よけスプレーは、製品にもよりますが、未使用・未開封であれば製造後3年は安全に使用可能であると考えていいでしょう。 未開封であっても開封後であっても、虫よけスプレーの保管方法には注意が必要です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所に長期間保管しておいた場合は、中の成分が変質している可能性があるようです。 そのため、正しい方法で保管していなかった虫よけスプレーは使用せず廃棄した方がいいでしょう。
使用期限が記載されているものと記載されていないものの違いは?
虫よけスプレーには、使用期限が記載されているものとそうでないものがあります。 アース製薬株式会社の「製品Q&A」によると、使用期限が記載されていない商品は厚生労働省の許認可のもとに製造販売されているもので、3年間品質が安定していることが確認されているとされています。 使用期限が記載されていないのは医薬品・医薬部外品・防除用医薬部外品・化粧品に該当する商品で、薬機法上は有効期間の表示が不要となっているのです。薬機法での規制対象でなくても3年間品質が安定していることを確認しているものについては、有効期間の表示を行っていない商品もあります。 有効期間が記載されている商品は、有効期間内で使うようにしましょう。期間を過ぎたものは適切に廃棄してください。なお、商品によって使用期限や有効期限、保管方法が異なる場合がありますので、お手持ちの虫よけスプレーがどうかを確認してみましょう。