近江・多賀監督「京都国際の分まで思いきりやろうと」 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会は第2日の20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、新型コロナウイルスの感染者が多数出た京都国際の参加辞退により近畿地区補欠1位校から繰り上げ出場した近江(滋賀)が、長崎日大を延長十三回タイブレークの末、6―2で破った。試合後の近江・多賀章仁監督のコメントは次の通り。 【近江vs長崎日大 緊迫した熱戦を写真特集で】 ◇ 近江・多賀章仁監督 京都国際さんの分まで思いきりやろうということを、ゲーム前に話していた。その力で後押ししてもらって、いいゲームができたと心から思っている。山田が魂の投球をしてくれた。 出場が決定した翌日(18日)、京都国際の小牧(憲継)監督から電話をいただいた。本当に迷惑をかけますけど、誠に申し訳ないと。その言葉を聞いて、自分には(同じことは)できないなと。そんな思いでこの試合に臨んだ。その時、実は(京都国際の)エースの森下(瑠大)君と、うちの山田が仲良くさせてもらっているということだった。今日の山田の投球は、森下君の無念をしっかり(受け止めて)投げてくれたと思う。本当に気持ちのこもった熱投だった。 (補欠校になった後も)とにかくあきらめず準備しよう、頑張って練習しようと山田に声を掛け、山田が仲間に声を掛けてやってきた。出場が決まって試合をさせてもらえたこと、勝って校歌を聴けたこと、そして選手たちに感謝の気持ちでいっぱいです。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。