数えの7歳、晴れ着姿で息災祈願 子どもらの健やかな成長見守り、かゆ振る舞って「七草祝い」 鹿児島市
今年数えで7歳となる子どもの無病息災を祈願する鹿児島特有の伝統行事とされる「七草祝い」が7日、県内各地であった。鹿児島市の照国神社には晴れ着姿の子どもらが参拝に訪れ、華やかな雰囲気となった。 【写真】七草祝いの式で手を合わせる晴れ着姿の子どもたち=7日午前、鹿児島市の照国神社
同神社によると、七草祝いは、親戚宅など7軒でもらった七草がゆを食べるのが習わし。7軒を回るのには、今後も子どもの成長をみんなで見守っていこうとの意味合いも込められているという。同神社では子どもたちに七草がゆの材料やちとせあめを配った。 赤い着物姿で訪れ、これから祖父母宅などに七草がゆをもらいに行くという同市川上町の女の子(5)は「小学校に行くのが楽しみ。算数を頑張りたい」と笑顔。同神社権禰宜(ごんねぎ)の中木屋徹さん(36)は「少子化などで来場者は減少傾向だが、今後も鹿児島の伝統行事を大切にしていってほしい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島