SpaceX、民間初の船外活動用新宇宙服をお披露目
既存の船内宇宙服がベース
SpaceXの新しい宇宙服は、現在ドラゴン宇宙船のクルーたちが着ている同社の宇宙服を進化させたデザインで、船外活動をサポートするための機能が追加されたもの。前述のアップデートには、以下のように説明されています。 機動性を念頭に置いて開発され、SpaceXチームは新素材に製造プロセス、そして新たな関節デザインを取り入れ、与圧されたシナリオでは宇宙飛行士たちにさらなる柔軟性を与えながら、与圧されていないシナリオでは快適さを保ちます。 3Dプリントされたヘルメットには、船外での作業中に太陽からの眩しい光を軽減するためのサンバイザーと、宇宙服の圧力・気温・相対湿度の情報を示すヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)とカメラを搭載。SpaceXによると、この新しい宇宙服のデザインには宇宙遊泳の初めから終わりまで与圧状態を確実に保てるようシールと圧力弁も備わっているとのこと。 新型宇宙服は、さまざまな体形に合わせられる拡張可能な設計を採用しています。これは、SpaceXが人類の宇宙へのアクセシビリティ向上を目指しているためです。 月と火星への有人探査を見据えながら、今回の宇宙服開発にあたっていたという同社。将来的には火星を植民地化するという壮大なビジョンにおいても使えたらと考えているようです。 Source: SpaceX, SpaceNews, X,
たもり