「速く走りたい」 1歳で右足切断 パラ出場めざす小学生(9) スポーツ用の義足”ブレード”との出会いが開いた夢への扉
それ以来、色々なスポーツを楽しむようになった拓海くん。 今では2か月に一度開かれるこのイベントを心待ちにしているそうです。 拓海くんの父 城義仁さん(40)「もう『次はいつ?次はいつ』って言って楽しみにしていますね。うれしいですよ、やっぱり。たぶん彼の中では安心できる空間っていうか、仲間もいる」 ■夢は、パラリンピック出場 運動するのが大好き、という拓海くんの目下の目標は。 城拓海くん(9)「運動会のかけっこで一番になることです」 そして、「将来はパラリンピックに出場する」という大きな夢を抱いています。 ■パラメダリスト山本篤さんを目標に 目標にしているのは、義足の陸上選手として日本で初めてパラリンピックのメダルを獲得した山本篤さん。 去年10月には大分で開催されたイベントで直接話す機会があり、パラリンピックへの思いをさらに強くしました。 ■「膝継手」がはいった義足に挑戦 より速く走るために拓海くんが挑戦しているのが、「膝継手」というパーツが入った義足です。 拓海くんの父 城義仁さん(40)「着脱はそんなことないと思いますけど、歩くのはかなり難しいと思います」 「膝継手」はひざの役割を担うもので、拓海くんが普段使っている義足よりさらにバランスを取るのが難しくなります。 拓海くんの母 城憲子さん(41)「今度10月に山本篤さんがいらっしゃるのでその時には膝ありで走っているところを見せられたらいいなって思います」 ■「100メートル走で金メダルを」 城拓海くん(9)「膝継手でどうやって速く走れたりするか聞きたい。パラリンピックに出るとしたら100メートル走に出たいです」 「パラリンピックに出場し金メダルを獲得する」大きな夢に向かって走り続けます。
RKB毎日放送