鹿児島市×山形・鶴岡市 水族館同士で技術交流 きっかけは西郷どん!?オリジナルグッズの販売も
鹿児島放送
かごしま水族館では先日、山形県の水族館から職員が派遣され技術交流が行われました。その理由とは… かごしま水族館でイルカの体温を確認するスタッフ。 服には、(KAMOの文字)「かごしま」ではなく「かも」の文字が! 山形県鶴岡市にある加茂水族館のスタッフです。 山形の鶴岡市と鹿児島市は55年前から兄弟都市の盟約を交わしています。 きっかけは西郷どん!戊辰戦争に敗れた庄内藩の人々に対し西郷隆盛が寛大な措置をとったことでお互いの土地で交流が深まっていったといいます。 そうした縁もあり、かごしま水族館と加茂水族館も10年前から姉妹館として技術を高め合っています。 この日はイルカの飼育研修。 エサの処理から始まり、体温測定、お腹の赤ちゃんのエコー検査といった体調管理だけでなく… ショーの見せ方など、かごしま水族館が培ってきたノウハウを伝えました。 加茂水族館(海獣担当)伊藤 愛さん 「本当に細かなところまで生き物のことを考えて取り組んでいらっしゃるなというところもありますし、スタッフの皆さんの共有の仕方などとても勉強になりましたし、すごい楽しいです」 かごしま水族館 海獣展示係 大塚美加・係長 「いろんな場面で情報交換ができて、悩みも同じだったり、気をつけているところも同じだったりこうやって交流ができることがとてもうれしかったです。本当に貴重な機会だなと思います」 敷地内ではヤマザクラの苗木の記念植樹も行われました。 加茂水族館にも先月、同じ苗木が植えられていて、共に歩みを進めていく思いが込められています。 かごしま水族館 佐々木章・館長 「海の環境もまったく違う、北と南の水族館ですので両館が持つ色んな技術をうまく交流させて、それぞれの水族館がより魅力ある水族館になっていけるよう、努力していきたいなと思います」 売店では加茂水族館のオリジナルグッズも販売。 加茂水族館はクラゲの種類が世界一多く、クラゲをモチーフにしたグッズが取り揃えられています。 来年3月末まではそれぞれの年間パスポートでどちらの水族館にも入館できます。