「自転車×肥薩おれんじ鉄道」満喫 県主催「おれんじシーサイドライド」 台湾からも愛好家集う
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八代市と水俣市の間を自転車と列車で往復する「おれんじシーサイドライド」が7日、不知火海沿岸であり、熊本県内外や台湾の自転車愛好家が海沿いの景色を眺めながらサイクリングを楽しんだ。 県南広域本部が主催し、10~80代の約180人が参加。八代市の球磨川河川敷スポーツ公園から約110人、水俣市のエコパーク水俣から約70人が出発し、ゴールを目指した。 スタート地点までやゴール後の移動には、肥薩おれんじ鉄道の車両に自転車と一緒に乗車できる「サイクルトレイン」を利用。愛好家らは愛車を傍らに車窓からの景色を満喫した。沿道では、ミニトマトやスイートスプリングといった特産品の補給食も用意された。 熊本市中央区から参加した会社員女性(57)は「片道は列車なので楽ちん。補給食も魅力的」と笑顔。肥薩おれんじ鉄道の古森美津代社長は「サイクルトレインは通年、無料で自転車を持ち込める。ぜひ活用して沿線でのサイクリングを楽しんでほしい」と呼びかけた。(河内正一郎)