ニューヨーク、『M-1』は“イカれたゲーム”も感謝「命拾いさせてもらった」 最近芽生えた世界進出への思いも語る
世界を意識するようになったきっかけ明かす
――『イカゲーム』では登場人物たちが人生一発逆転を目指しますが、お二人はこれから人生をガラリと変えられるとしたら、どういう風に変えたいですか? 屋敷:世界で当たったら面白いですよね。 嶋佐:今、芸人も世界で活躍されている方が出てきていますし、僕らもニューヨークという名前でやっているので何とかならないかなと。 ――どういうことをしたら世界への道が開けそうですか? 屋敷:今、模索中です。ネタなのか何なのかわからないですけど。そんなこと今まで考えたこともなかったんですけど、最近少し意識するようになりました。 嶋佐:僕らも『イカゲーム』に続いて、世界に行きたいです! ――世界を意識するようになったきっかけは? 屋敷:(放送作家の)高須(光聖)さんのラジオにこの間出演させてもらった時に、高須さんが俺らの志の低さにびっくりしていて、2時間ずっと話がかみ合わずに終わって、それが刺激になりました(笑) 嶋佐:「もったいないなー。俺がお前らだったら世界行ってる」って。 屋敷:高須さんの話を聞いて、もうすぐ40代だし、何かチャレンジというか、面白いことを思いついたらやりたいなと思いました。 嶋佐:韓国でも何かできたら。旅行で行ってすごくよかったので、仕事でも行きたいです。 ――芸能界を生き抜くために大切だと感じていることもお聞かせください。 屋敷:3年ぐらい前にナインティナインの岡村(隆史)さんから「年2回の差し入れが大事」と聞いてから、それをするように。年始1発目の収録とか、特番や新番組の時に出すようにしています。 嶋佐:僕は挨拶が大事だなと。芸能界は挨拶ゲームなんで(笑)。『アッコにおまかせ!』とか、必ず本番前にアッコさん(和田アキ子)に挨拶に行きますから。そういうのが大事だなと思います。
■「新たな代表作のような番組ができたら」という思いも ――先ほど世界進出への意欲を語ってくださいましたが、改めて今後の抱負をお聞かせください。 屋敷:何か新たに挑戦できることがあるならやってみたいなという思いがあります。ネクストゾーンというか、ネクストステージに行けたらいいなと。 嶋佐:芸人はいろんな仕事をさせてもらえるので、どの仕事も楽しいですが、来年も今までやったことがないような刺激的で楽しい仕事が舞い込んできたらうれしいです。 ――屋敷さんがおっしゃるネクストステージの一つが世界ということに? 屋敷:世界かもしれないですし、『ジョンソン』が終わってしまったので、新たな代表作のような番組ができたらいいなと思います。 ――最後にファンの方へメッセージをお願いします。 屋敷:20年以内には世界で何かやれたらいいなと(笑)。まだ何にも浮かんでないですけど、高須さんの話を聞いて、お客さんがワクワクできる芸人でいたいと改めて感じ、そうなれるように新しいこともやりたいと思っているので、見ていてください! 嶋佐:『イカゲーム』のような世界的なドラマにも出演したいので、Netflixの海外ドラマも目指して活動していけたらと思います。 ■ニューヨーク 嶋佐和也(1986年5月14日生まれ、山梨県出身)と屋敷裕政(1986年3月1日生まれ、三重県出身)によるお笑いコンビ。2010年1月に結成。『キングオブコント』では2020年と2021年に決勝進出(2020年は準優勝)。『M-1グランプリ』では2019年と2020年に決勝進出。公式YouTubeチャンネルでは、企画動画と共に「ニューヨークのニューラジオ」(毎週日曜22:00~生配信)が人気を博している。
酒井青子