ニューヨーク、『M-1』は“イカれたゲーム”も感謝「命拾いさせてもらった」 最近芽生えた世界進出への思いも語る
――『イカゲーム』では人生崖っぷちの人たちがゲームに参加しますが、ご自身がどん底だった時期を挙げるとするといつ頃でしょうか。 屋敷:2019年に初めて『M-1』の決勝行く前ぐらいは、バイトもしてないけど、貯金も全然なくて、家賃もギリ払えるか払えへんかぐらいだったので、崖っぷちだったかもしれません。 嶋佐:確かに、崖っぷちでしたね。 屋敷:その頃は、『M-1』がイカゲームみたいな感じで、ここで生き残らんと芸人生命やばいという感覚になっていました。 嶋佐:『M-1』は“イカれた”ゲームですよ(笑)。芸人は生死をかけていて、決勝に行けるか行けないかで人生左右されるので、恐ろしいゲームです。僕らは決勝に2回行かせてもらいましたが、決勝に行けてなかったらこの場に立ってなかったかもしれません。 ――“イカれたゲーム”とのことですが、『M-1』への感謝も大きいですか? 屋敷:そうですね。命拾いさせてもらいましたから。 ――『M-1』決勝進出がお二人にとって転機に? 嶋佐:もちろん! 『M-1』というイカゲームのおかげで、という思いはあります。
■ラパルフェにネタ完コピされ話題に「ありがたい」 ――2022年以降、賞レースへの不参加を表明されていますが、賞レースから解放されてからの変化をお聞かせください。 屋敷:その前もそんなにガチガチに縛られていたわけでもないですけど。 嶋佐:でも、ストレスではあったので、それがなくなったというのは気持ち的には違います。 屋敷:ただ、知り合いがたくさん出ているので、そんなに気楽にという感じでもなく、緊張感はあります。 嶋佐:見る側もグッとなりますね。 ――ラパルフェさんが今年の『M-1』の準々決勝で、ニューヨークさんが2019年の決勝で披露したネタを完コピし、大きな話題に。 屋敷:すごいウケていたことにびっくりして、自分たちのネタがみんなの記憶にまだ残っているんだというのがうれしかったです。パクってくれること自体もうれしいですし。 嶋佐:話題にしてくれてありがたいなと。僕らの当時のネタをYouTubeに上げているんですけど、その元ネタの再生数も伸びて。ラパルフェがカバーした動画の方が僕らの元ネタより再生数が多いんですけど、ありがたいです。 ――お二人は来年1月に結成15周年を迎えられ、来年が『M-1』に出場できるラストイヤーとなりますが、出場は考えてないですか? 屋敷:今のところは予定してないですね。