ヘンリー王子とメーガン妃、新作ドキュメンタリーが大失敗「どうしようもなく退屈」
ヘンリー王子とメーガン妃がNetflixと制作したドキュメンタリー「PLOL/ポロ」の配信が始まった。待望の作品だが、酷評されている。 【写真】エリザベス女王からダイアナ元妃、メーガン妃まで。馬と英国ロイヤルファミリーの絆フォト
ポロが大好きで、自身もプレーしてきたヘンリー王子が、知られざるポロの世界を紹介したいとしてこのドキュメンタリーを制作した。制作が発表されたとき王子は「視聴者がこれまでにないほど、プロのポロの世界を知る手段になる」と説明していた。しかし新聞各紙に掲載されている批評家の反応は概ね不評。多くが5点満点で2点程度にとどまっている。
新聞「テレグラフ」の批評家は「この作品には血と汗と涙がたくさん登場する。でも金持ちの気晴らしを描いた、退屈な道楽以外の何物でもない」とコメント。エンタメサイド「Decider」は観客に「スキップしていい番組」と紹介している。「この作品はエリート界以外では関心を持つ人がほとんどいないスポーツに関する、ほとんど退屈な考察」「多くの人にとって第1話は親しみが持てないだけでなく、どうしようもなく退屈で見るのをやめたくなる」としている。新聞「ガーディアン」の批評家はこの作品を見た結果、ポロを「人類が知る限り、最も愚かで不愉快なスポーツ」「金持ちの遊び場」とばっさり。番組については「ごちゃごちゃしている。ドラマ『メディア王 ~華麗なる一族~』の中で流れるフェイクのドキュメンタリー番組のようだ」とコメント、テレビドラマの小道具だと酷評している。「最後のエピソードの終わりにわざわざ続編を予告しているが、誰もこの番組がそれに値するとは思わない」。シーズン2はありえないとコメントしている。
専門家の評価は低くても視聴者に受ける作品は少なくないが、どうやらその見込みも低そう。SNSには「これまでで見た中で最も退屈なシリーズ」「つらいくらい退屈で見ていられない」「どうしてポロをやろうと思うのかわからない」というコメントが確認されている。
この作品はポロ選手としてのヘンリー王子を追ったものではなく、出番も少ない。その代わりにメーガン妃がちらりとカメオ出演し、サセックスファンを喜ばせている。妃は今年4月に開催されたポロの試合を取材したパートに登場。王子と同じチームでアルゼンチン出身の選手、アドルフォ・カンビアソと対面するシーンが紹介されている。