石川遼 メジャー仕様のラフ警戒「全米オープンに匹敵」 2位3回惜敗に終止符打つ「トライしていきたい」
「男子ゴルフ・日本オープン選手権」(10日開幕、東京GC=パー70) 男子ゴルフの国内メジャー第3戦・日本オープン選手権は、10日から埼玉県狭山市の東京GC(7251ヤード、パー70)で行われる。開幕前日の9日は石川遼(33)=CASIO=がコースで最終調整を行い、その後、報道陣の取材に応じた。 石川は小学4年時、同コースで行われた01年大会最終日に父と観戦に訪れた。尾崎将司にサインをもらったことや手嶋多一の優勝は今でも鮮明に覚えており、「今、自分がこのコースにいるのはちょっと信じられない」と感慨に浸った。 ただ、待ち受けるセッティングの難しさには表情が一変。メジャー仕様のラフは靴をすっぽり覆うほどで「全米オープンで本当に深いラフを経験したこともあるけど、それに匹敵するような感じ」。ロストボールを覚悟するほど、警戒を強めている。 24日開幕の日米共催ツアー・ZOZOチャンピオンシップに出場するために好成績が求められる。出場資格の賞金ランキング8位以内浮上へ、今大会は2位以上が最低条件。昨年を含めて日本オープンは2位が3度だが、「難しい問題だと思うけどトライしていきたい」と惜敗続きに終止符を打つ。