単独インタビュー SIAM SHADE・NATCHIN&La’cryma Christi・LEVIN 平成の人気バンド出身メンバーの現在地
FANTASTIC◇CIRCUSには、LEVINが石月のソロ公演のサポートを務めていた縁で参加。ドラムスティック回しなど華やかなパフォーマンスで知られるが、サポートの仕事では「その人の音楽というつもりで取り組む」。求められた場合に限って、自分らしさを表現する。「シンプルかつグルービーなスタイルが好き。ファンタは自分のスタイルを自然に出せるので、やっていて楽しいですね」。
NATCHINは、旧知の仲だったLEVINの紹介でファンタチーム入りした。「心掛けていることは極力、ファンの方が聴いたときに違和感を持たないように原曲に忠実にすること。自分が他のアーティストを見に行ったときに、どんなにすごいプレーだとしてもしっくりこないので。ファンタはいろいろなタイプの曲があり、シンプルに聞こえて一筋縄ではいかない曲が多くてびっくりしています」。周りからは、「自分が一番年上なのにいじられる」と笑う。「SHUN.君やLEVIN君とはグランピングに行った。地方に前乗りしたときは石月君やkazuya君と飲みに行ったり。もういい大人なので、普通はバラバラな行動になるんですけどね」と雰囲気の良さをうかがわせた。
チームの一員としてベスト盤2枚のレコーディングに参加し、20本以上のステージに立った。しかし、ファンタは2月からギターのSHUN.が体調不良で休養しているため、11月10日に開幕するツアーを最後に活動休止する。解散や活動休止に直面するメンバーやファンの思いは、経験者として理解している。
「バンドの再結成は、求めている人がいるんだったら、やるべきなのかなという気持ちがある。自分たちもそっくりそのまま同じことを言われちゃうんですけど。バンドはなかなか難しいこともある。でも、僕は基本は前向き。ファンの思いに応えてあげたいという気持ちは持っています」(NATCHIN)
「ラクリマの場合はメンバー1人(ギターのKOJIさん)が亡くなっているので完全に再現するのは不可能なんですけど・・・。またやってほしいという声があるのはありがたい。俺はいつでもウエルカムだし、タイミングが合えば、可能性はゼロじゃないと思っています」(LEVIN)