日本の常識、パリでは非常識? パリジェンヌが絶対にしない4つのこと
スマホショルダーやダウンコートなど、日本では当たり前のように見かける人気アイテム。実はパリではまったく見かけないって知ってた? 実用的でフェミニンな洋服が好まれる日本のファッションに比べ、パリではいかにエレガントでセクシーな自分を演出できるかが何よりも重要。だから人気のアイテムも正反対! そこで、日本では流行っているけれどパリでは不思議に思われてしまう可能性あり⁉︎なアイテムを、パリ在住エディターが解説。
スマホショルダー
【日本】スマホショルダー→【パリジェンヌ】シンプルなスマホケース キャッシュレス化が進んだ昨今、日本では携帯やカード、リップなどを入れて持ち歩くスマホショルダーorスマホ自体をミニバッグのようにぶら下げられるスマホストラップが浸透。今では多くのハイブランドも新ジャンルのアクセサリーとして、スマホショルダーやミニバッグを積極的に打ち出している。 けれどパリの街中を歩いていても、スマホショルダーやストラップをつけているパリジェンヌは皆無! 日本でよく見るスマホケースにコインパースなどが付属されているスマホケースもあまり見ず、基本的にシンプルなスマホケースがほとんど。パリジェンヌはやはり実用性よりも、いかにシックであるかの方が大事なよう。
バッグの2個持ち
【日本】バッグは2個持ち→【パリジェンヌ】トートバッグかハンドバッグのみ ミニバッグブームやコロナ禍でのリモートワークの普及により、日本で定番化したバッグの2個持ち。パソコンやA4資料などミニバッグに入りきらないものをトートバッグに入れる2個持ちスタイルは、今や日本で見ない日はないほど。 一方、パリでは2個持ちスタイルはかなりレア。おしゃれなパリジェンヌたちはパソコンも入るトートバッグのみか、ノーマルサイズのサイズを愛用している。荷物は一つにすっきりまとめるのがパリジェンヌの美学。
ダウン
【日本】ダウン→【パリジェンヌ】ムートンorファーコート 冬の定番アウターであるダウンコート。防寒イメージが強く着ぶくれしがちな印象が強いものの、最近はモダンで挑戦しやすいデザインが増え、日本では老若男女問わずもはや国民服のように定番化している。 パリでは逆に10代、20代はムートンコート、30代以降はファーコートを選ぶのが主流。オンとオフの区別がはっきりしているパリジェンヌにとって、ダウン=スキーやアウトドアなど冬のバケーション用の服。なので、パリの街中でダウンコートを着るという発想はそもそもない。ダウンの暖かさは捨てがたいけれど、そのぶん「ユニクロ」のヒートテックなどをレイヤードして、日本より寒い冬を乗り越えている。