赤城乳業の巨大新工場、寄居に誕生へ「来春までに着工しないと、28年春の稼働に間に合わない」 本庄の2倍近い生産を予定、知事「ガリガリ君の力を借りたい」 寄居、本庄、深谷の3工場体制で北埼玉を盛り上げへ
埼玉県寄居町に新工場を建設する赤城乳業の井上創太社長が7月24日、峯岸克明町長と共に県庁を訪れ、大野元裕知事を表敬訪問した。 赤城乳業の新巨大工場“予定土地”の写真 自然に恵まれた広大な土地 雇用創出も期待、地元歓迎「起爆剤」
県企業立地課が同社に県内の複数候補地を紹介し、6月定例町議会で町有地の売却が決定。7月1日の土地売買契約に至った。井上社長は「今しかないと決断させていただいた。来年着工で、2028年竣工(しゅんこう)を目指して頑張っている。寄居工場(仮称)、本庄千本さくら『5S』工場、深谷工場の3工場体制で北埼玉を盛り上げていきたい」と力を込めた。 峯岸町長は「何よりも雄弁な全国へのアピールになる。これからの町づくりにおいても非常に明るい希望」と関係者の尽力に感謝し、大野知事は「赤城乳業には複数の地域で埼玉県を大切にしていただいている。ガリガリ君の力を借りて夏を乗り切りたい」と話した。 井上社長は報道陣の取材に「本庄の2倍近い生産を予定している。長方形の理想的な土地で工場設備は初めての2階建て。来春までには着工しないと28年春の稼働に間に合わない。28年夏には順調になるように1~2カ月ほしい」と展望を語った。