49歳。尋常じゃない汗が吹き出すようになって、体温調整できない!「どうしよう、ビッグプロジェクトを任されているのに」 原因は仕事の重圧? それとも更年期!?【100人の更年期#100】
49歳。数々の体調変化で更年期に入ったことを自覚した
正社員になり、次々と大きなプロジェクトを行うなか、仕事はますます充実していきました。取引先は、社会を動かすほどの影響力を持つ大手企業も多く、責任は伴いますが、そのぶん社会をよくする仕事に携われている実感を得られます。 そんな中、大物経済人とのプロジェクトを任されることになりました。数あるプロジェクトの中でも責任が問われ、いつにも増して準備や調整ごとも多く、仕事量も増え精神的なバランスを取ることが難しい時もありました。 緊張が続く毎日を過ごしていた、49歳のある冬の朝。 目が覚めたら、尋常じゃない量の汗をかいていて、パジャマと布団がびっしょり濡れていました。こんなこと、生まれて初めての経験です。びっくりしていたら、今度は起き抜けの体からふたたび汗が吹き出しました。なにかおかしいと焦ったものの、熱があるわけでも動けないわけでもなかったことから、「悪い夢でも見たのかな」と言い聞かせて仕事につきました。 ところが、大量の汗はその後も頻繫に出るようになり、体温調整がうまくできなくなりました。加えて、これまで順調だった生理のサイクルが不順になり、生理のない月もありました。 不安な気持ちが抑えられなくなり、自分の身に起きている複数の症状をネット検索で調べたところ、どの症状も辿り着くワードが「更年期」の三文字。尋常じゃない発汗は、更年期症状のホットフラッシュだと思えば腑に落ちます。生理不順も、閉経前後によく起きると書いてありました。私はこのときやっと、自分が更年期世代に入っていることを自覚しました。 つづきの【後編】では、ホットフラッシュや生理周期のみだれに加えて、記憶障害が発症! さらにパートナーも更年期に。男性用のホルモン補充療法を始めることになった経験をお話いただきます。
ライター・薬機法管理者 力武亜矢