臓器移植意思表示普及などを市民に啓発/和歌山市
臓器移植推進月間や眼の愛護月間にちなんで、和歌山市内で、10月24日、和歌山県や運動の推進団体のメンバーなどが街頭啓発を行い、市民にPRしました。 啓発を行ったのは県の担当者のほか、わかやま移植医療推進協会のメンバーや、県・腎友会のメンバーら9人が参加して行われました。 和歌山市のショッピングセンターで行われた啓発活動では、参加したメンバーが臓器移植や臓器移植の意思表示を呼びかける啓発グッズやチラシを配り、買い物客らに理解を求めました。 和歌山県薬務課の中岡加陽子さんは「臓器提供者が依然として少ないので市民に理解を求めています。臓器移植をするかどうかの意思表示への理解も進めていきたいです」と話しています。 また、和歌山県腎友会の森田茂樹理事長は、臓器提供者が増えることを期待していて、啓発に力を入れていました。 県によりますと、1997年から2024年4月までの期間で、人口100万人当たりの脳死下での臓器提供件数は、全国が8.3件に対し、和歌山県は19.9件と高い割合になっています。 県では臓器移植推進月間にちなんで、ラジオや広報誌などで市民に啓発しています。