「拉致問題に関心を持ち続けて」北朝鮮による拉致被害者家族が鹿児島市で講演
鹿児島読売テレビ
北朝鮮による拉致被害者、市川修一さんの兄・健一さん夫婦が人権週間に合わせ鹿児島市で講演会を開きました。 鹿児島市の郡山公民館で講演を行ったのは北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄・健一さんと妻の龍子さんです。人権週間に合わせ拉致問題についての理解を深めてもらおうと開かれたもので約150人が参加しました。 (市川修一さんの兄・健一さん) 「北朝鮮に拉致されたとしても生きているのか死んでいるのか生死の分からない。これほどつらいものはない。被害者全員が祖国の土を踏むまでこの拉致問題に関心を持ち続けてください」 会場では署名が集められ、市川さんに手渡されました。 (参加者) 「本当につらいと思う。自分だったらと思う。本当によく頑張ってらっしゃる。何とかしてあげたい」 (市川修一さんの兄・健一さん) 「世論の強い力で外交は動かせる。世論が収まれば外交は動かない。だから何としても拉致問題に関心を持ち続けていただきたいと強く願っている」 市川さんは8日、指宿市で開かれる「いぶすき産業まつり」の会場で署名活動を行う予定です。