35歳独身で年収「300万円」です。貯金は全くないのですが、同程度の年収で貯金できている人はどのくらいいますか?
35歳で年収300万円の人の中には、貯金をうまくできていない人がいるかもしれません。その中で、同じくらいの収入で貯金できている人の割合が気になる人もいるのではないでしょうか。 今回は、年収300万円台で金融資産がある人の割合をご紹介します。あわせて、貯金額の目安や貯金のコツについてもまとめました。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
年収300万円台で金融資産がある人の割合は?
年収300万円未満および年収300万円~500万円未満で金融資産がある人の割合について、金融広報中央委員会からは表1の割合が発表されていました。 表1
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」を基に筆者作成 表1から、全体の6割~7割程度は金融資産を保有していることが分かるでしょう。なお、保有している金融資産は、おもに預貯金や株式投資などがあげられていました。 また、30代の単身世帯で金融資産を保有している割合は66%となっています。この割合は全ての年収を含めたものとなってはいますが、目安として6割程度は金融資産を保有していることを理解しておきましょう。
年収300万円台だとどのくらい貯金ができる?
年収300万円台でどのくらい貯金ができるかは、個人のライフスタイルによっても異なるといわれています。目安としては月に2~4万円とされていますが、まずは自分が無理なく貯金できる金額を計算するとよいでしょう。 例えば家賃3万円の家に住んでいる人と5万円の家に住んでいる人では、月に2万円も支出が変わってきます。また、ボーナスの有無によっても、月に使える金額は大きく変動するでしょう。 貯金をする際は、手取りの10%程度が理想と考えられています。難しい場合は5%からでも構いませんので、少しずつ貯金を始めてみるとよいでしょう。 なお、金融広報中央委員会によれば、30代で金融資産を保有している人の金融資産保有額の平均値と中央値は、単身世帯と二人以上の世帯で表2のようになります。 表2
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」を基に筆者作成 貯金をする際は、上記の金額も目安にしてみてください。