堤昇 / ボートレース（競艇）

ボートレース津の「開設9周年記念BTS名張モンスターカップ」は24日に開幕する。 水面巧者が集結した6日間シリーズの優勝最有力候補の河合佑樹は、前回戦で優勝を果たし、今年すでに4つのVを手にしている。「5回目を早く決めておきたい」と、クラシックの権利取りを目指し、晩夏の戦いに燃えている。 一方、12R「モンスターDR」の2号艇、柳沢一は津で5回の優勝実績を誇るものの、前回戦では優勝戦1号艇でフライング(F)を犯し、今節ではエンジンもワーストレベルという結果になり、苦戦が予想される。仲谷颯仁は今節が津での3回目の出走で、前回戦では格の違いを見せて優勝を果たしており、河合とともに連続Vを狙う立場だ。 塩田北斗は、MB大賞を挟みながらも、一般戦で7節連続優出を果たしている得意水面。「調整が合う？ うーん、それよりも、ここの水面が合う」と語り、自身のレーススタイルに合致する水面での戦いに自信を見せる。 前検で新しいプロペラを試す選手も2名いた。渡辺豊は「何もしないで降ろしてみた。このまま行けるかもね。下がらないし悲観してませんよ」と、手応えを感じている様子。他の選手からも「渡辺選手が出てる」という証言があり、彼の走りに注目が集まる。 もう一人は堤昇。前走地の浜名湖で3勝を挙げ、通算1999勝として今節に臨む。「エンジンもプロペラも我慢ですね。1号艇が回ってくるまでに仕上げたいけど」と苦笑いを浮かべた。ワーストエンジンを引き当てたが、新しいプロペラが逆に幸いするかもしれない。初日は6R4号艇からの出走で、ここで感触を掴み、2日目以降の1号艇でのレースに備えたい。