周囲の建造物や道具を駆使した自由度の高い戦略性が魅力。錬金術を用いて自身で調合した魔法物質を用いた戦闘スタイルも楽しめる

6月27日にデベロッパーのPush Onが発表した『Alkahest（アルカヘスト）』は、中世風なダークファンタジーの世界を舞台にした一人称視点で進行するアクションRPGだ。 Steamストアページによると、本作の戦闘システムでは多彩な戦略を試すことができるようだ。ゴブリンを橋から蹴り落とす、足場を破壊する、敵の頭上に倒木させる、火を放って追い詰める、魔法薬を武器に塗るなど、剣や弓を用いたシンプルな戦闘以外にも、周囲に落ちている武器や建物などを利用した多彩な戦闘シーンが見られる。 本作の主人公は、未だ英雄に成りえていない小領主の末っ子だ。彼は真の英雄となるために、ゴブリンの襲撃事件を調査する。城や森、村など中世風の世界を探索し、錬金術などを学んで家名を高めることを目指し、さまざまな住民と交流し都度決断を下すことになる。 また、本作には戦闘システム以外にも錬金術で収集した素材を組み合わせる特徴的な調合システムも存在する。レシピに従うか、自由に混ぜ合わせるかどうかはプレイヤーの手に委ねられており、作成した物質を敵に投げたり、武器に塗る薬として使うか、誰かのポケットに忍ばせたり、自身で飲むこともできるという。 なお、本作はSteamストアページにて「無駄に広いマップや退屈なサイドクエストは一切ありません」と強調されており、秘密と冒険に満ちたセミオープンワールドを目指していることが語られている。さらに、開発陣は、『Dishonored』や『Kingdom Come: Deliverance』などのタイトルに影響を受けていることを明かしている。 『Alkahest（アルカヘスト）』はSteamストアぺージが公開中だ。ストアページには、インターフェースと字幕が日本語に対応すると表記されている。本作が気になった方は、ぜひウィッシュリストに追加してみてほしい。