23年度事業利益1億6千万円 JAあまみ総代会
JAあまみ(窪田博州代表理事組合長、正組合員8640人)の第18回通常総代会が26日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美川商ホールであり、2024度事業計画など7議案を承認した。23年度は事業利益1億6406万円(前年度2億3614万円)で、前年度比7208万円の減。当期剰余金は1億4025万円(同1億9351万円)を計上した。 23年度事業報告によると、サトウキビの生産量は34万1625トン(前年度37万4784トン)。干ばつや機器故障に伴う製糖工場の一時操業休止の影響などで生産量は減少したが、平均糖度は15・76度(同14・74度)と前年を上回った。 子牛競り市実績は取り引き頭数1万6473頭(同1万4956頭)と増加したが、牛肉消費の減少などで1頭当たりの平均価格は46万6593円(同55万1027円)と大幅に下落。販売額(自家保留含む)も81億9842万円と2年連続で100億円を割り込んだ。 野菜の販売額は37億2395万円(同35億2920万円)、果樹9719万円(同9488万円)、花卉(かき)2億9358万円(同2億9478万円)だった。 中期3カ年計画の最終年度に当たる24年度は▽農業所得の増大▽農業生産の拡大▽地域の活性化―の達成に向け、営農指導員による指導や支援体制強化、ドローンを活用した受託防除体系の確立など、生産基盤の拡充に努めるとした。 ほか農協法改正などに伴う定款や規定の一部の変更を承認。理事報酬は総額4820万円以内、監事報酬は1423万円以内とし、各個人の報酬額は理事会、監事会に一任した。
奄美の南海日日新聞