「スネルはア・リーグ東地区の有力球団ではなく、ドジャースを選んだ」米記者が争奪戦の裏側を証言「ドジャー・スタジアムで投げたくない投手はいない」
現地11月30日、ロサンゼルス・ドジャースがブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約273億円)で契約したと発表した。 【動画】ご機嫌な笑顔でドジャースファンにメッセージを送るスネル 二度のサイ・ヤング賞を受賞しているスネルを巡っては、複数球団が関心を示していた。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者によると、ボストン・レッドソックスも強い関心を示していた球団のひとつのようだ。 ナイチンゲール記者は、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のポッドキャスト番組で、「レッドソックスはスネルをほしがっていた」と語った。 「シアトル出身のスネルにとって、ロサンゼルスとの契約はいいものだ。彼は西海岸に慣れているから、(東海岸の)ボストンでどうなっていたのかは分からない。あの場所はファンも含めてタフな場所だ。(同じくFAの大物投手)コービン・バーンズもドジャースに行きたがっていたのは確かだ。バーンズにとって、自分ではなくスネルがロサンゼルスと契約した話題を見ることはつらいだろう。ドジャー・スタジアムで投げたくない投手はいない。なぜなら、毎年のようにワールドシリーズを争う球場だからだ」 『Dodgers Nation』はナイチンゲール記者の発言を受けて、「スネルはア・リーグ東地区の有力候補よりもドジャースを選んだ」と報じている。スネルを逃したレッドソックスは今オフ最大のビッグネーム、フアン・ソトにも強い関心を示しているという。はたしてレッドソックスはソトの争奪戦を制することができるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部