【独自解説】“損しない”年金受給時期のカギは『プラス12年の法則』!?老後の資金作りの秘訣を年金のプロが伝授!
そして、2つ目のポイントです。繰り下げ待機期間中にお金が必要になった場合、もらえるはずだった年金を一括請求することもできます。ただし、注意点としては、“5年以上遡って請求ができない”ことや、“繰り下げによる増額分”は反映されないことがあります。 Q.例えば70歳になり、やはり年金が必要だと思った場合、65歳からの年金を一括でもらえるんでしょうか? (井戸氏) 「はい。その際、5年分全部遡って(繰り下げたメリットを放棄して)一括で受け取るか、70歳から142%に増えた年金を一生涯受け取るかが選択できます」
■働き控えを招く“年収の壁” しかし、“壁”を超えることでお得になることも
働き控えを招く要因として、様々な“年収の壁”があります。特に配偶者の扶養に関しては、年収103万円で所得税が発生し、また106万円で社会保険の加入義務が発生。そして年収130万円を超えると国民年金・国民健康保険に加入し、扶養から外れるなどがあります。しかし井戸さんによると、年収が約125万円を超えると手取り分のマイナスより年金の受け取り額が大きくなるといいます。 Q.子育てが終わり、時間のある方はどんどん働きに出ると“年収の壁”を超えることによって、年金の受取額も増えるということですよね? (井戸氏) 「そうです。主婦の方だとすると、女性は90歳まで生きる確率が半分ぐらいあるので、自分の年金を受け取るというのは、すごく大事なことなんです。だから、少しでも増やしておいたほうがいいと思います」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年10月8日放送)
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