北陸 台風5号は日本海で動き遅く 16日以降も新たな台風の影響受けるおそれ
新たに発生する台風 16日以降北陸地方へ影響か
日本の南海上には熱帯低気圧があって、13日(火)までに台風に発達する見込みです。台風になれば台風7号となります。 新たに発生する台風は、日本の南の海上を発達しながら北上し、16日(金)には暴風域を伴いながら東日本にかなり接近または上陸するおそれがあります。 予報円が大きいため、コースにブレ幅が大きい状態ではありますが、北陸地方へも16日(金)以降に影響がありそうです。交通機関への影響が考えられますので、最新の天気予報や交通情報に十分に注意して下さい。
予報円の中心の西寄りのコースを北上した場合は北陸でも雨や風が強まるおそれ
図は、日本の予測モデル(GSM)の17日(土)午前2時の降水量や風の予想を示したものです。予報円の中心よりやや西側を北上する予想で、東日本付近に上陸し、北陸地方にもかなり接近する予想となっています。この場合、北陸地方では北寄りの風が強まり、沿岸部では波が高くなるでしょう。山間部を中心に大雨となるおそれもあります。 海外モデルでは現段階では予報円の中心に近いコースをとるものが多くなっていますが、この場合でも新潟を中心に北寄りの風が強まるおそれがあります。 いずれにしても、まだ日数があり、予報に不確実性があります。最新の台風情報や気象情報、交通情報に十分に注意し、予定変更を含め、柔軟な行動計画を立てるようにして下さい。
日本気象協会 北陸支店 和田 玲央奈